Windowsの検索対象に外付けHDDの追加は慎重に!外付けHDDのファイルを素早く検索する方法

スタートメニューやエクスプローラーの検索欄にキーワードを入れると、Googleの検索のように検索結果が瞬時に表示される。これは、「Windows Search」というWindowsが作成した検索インデックスを利用しているからだ。検索インデックスはファイル名だけでなくファイルの中身までスキャンして作成されているため、文書内のキーワードも検出できる。

パソコンやテレビのストレージ容量が不足したときなんかに外付けHDDをつけることが多い。基本的にはデフォルトでオンになっていると思うが、外付けのHDDの中身を検索しようとすると、検索に非常に時間がかかる時がある。また、大量のHDDを検索対象化していると、パソコンが重くなったりするので、今回は外付けHDDなどに保存してあるファイルを素早く検索する方法と、逆にWindows Searchを停止する方法を紹介する。

ファイルをデータベース化する Index

ドライブやフォルダを登録する

Googleでは、検索結果を素早く表示させるため、特殊なアルゴリズム計算方法でデータベース化している。Windowsのファイル検索も、一度ファイルを総チェックしてデータベース化することによって素早く検索できるようになる。
デフォルトではドキュメントやピクチャーと言った頻繁に使うフォルダしか登録されていないので、外付けHDDや別のフォルダを登録する方法を紹介していく。

  1・スタートボタンをクリックし、「エクスプローラー」をクリックする。(Windows10の場合)

  2・「すべてのコントロールパネル」をクリックする。

  3・コントロールパネルの右上の検索欄に、「インデックス」と入力し、エンターキーを押す。すると、「インデックスのオプション」という項目が一番上に表示されるので、ここをクリックする。

  4・データベースに登録してあるフォルダやドライブの一覧が表示されるので、左下の「変更」をクリックする。

  5・データベース化したい外付けHDDにチェックを入れる。

  6・あまり容量が大きいHDDなどをデータベース化すると、パソコンが重くなる時があるのでそのときは特  定のフォルダを指定してチェックする。
フォルダを登録するには、ドライブのチェックマークの横にある「 > 」をクリックすると、そのドライブのフォルダ一覧が表示されるので、データベースに登録するフォルダをチェックする。

  7・最後に「OK」をクリックすると、データベース化が開始される。

データベース化中は、現在いくつのファイルをデータベース化したか表示される。データベース化中は多少、パソコンが重くなる。ちなみにWindows10の場合は、CPU使用率が2%前後だった。

データベース化するファイルの種類を選択する

データベースに登録するファイルを指定することが出来る。たいてい検索したいファイルは、画像ファイルか音楽ファイルか動画ファイルか、テキストファイルなどだろう。なので、そういったファイルのみをデータベースに登録する設定にしておけば、容量も小さくできるし、時間も余りかからない。

  1・「詳細設定」をクリック。

  2・データベースに登録するファイルの種類から、必要のない拡張子のチェックを外す。なお、この変更を行うと、データベースの再構築(0から作り直す)が始まるので、基本的にはいじらないほうが良いだろう。

Windows Searchを停止・無効化するには

パソコンのトラブルとして結構多いのが、HDDへのアクセスが激しくなり、パソコンが重くなる現象。
Windows10からはそれほど負荷がかからなくなったような気もするが、原因の1つがこのWindows Searchの場合もある。
そこで、続いては、Windows Searchを停止させる方法を紹介していく。

  1・キーボードの「Winキー」と「Xキー」を同時に押す。

  2・画面の左下からメニューが出てくるので、「コントロールパネル」をクリック。

  3・システムとセキュリティをクリック。

  4・「管理ツール」をクリック。

  5・「サービス」をダブルクリックして開く。

  6・「名前」のところに、「Windows Search」という項目があるので、探し出し右クリックしてから、「メニュー」から「プロパティ」をクリック。

  7・「スタートアップの種類」のプルダウンメニューをクリックし、「無効」を選択。

8・続いてその下の「サービスの状態」にある「停止」というボタンをクリックし、「OK」をクリックすればWindows Searchが無効になる。
開始したい場合は、「自動」を選択し、「開始」ボタンをクリックする。