半角/全額キーはいらない⁉Windowsで日本語入力と英数入力のストレスをなくす最高の解決法

私たち日本人は、パソコンを使っていろいろ入力しているときに、結構な頻度で日本語入力と英数半角入力を切り替えねばならない。しかしWindowsのキーボードで英数半角入力に切り替えようと思うと、左側のほぼ一番遠いところに存在する「半角/全額キー」を押すか、マウスで右下の「あ」「A]となっているところをクリックするという面倒な作業をしなければならない。

    ↑Macのキーボード

    ↑Windowsのキーボード


Macのキーボード配列ではスペースキーの左右に「日本語」「英語」変換があるので日本語入力と英数半角入力の切り替えにさほどストレスを感じないが、英数から日本語に戻すときは変換キーを押せばいいだけだが、また英数にするためには遠いところにあるキーを押して…とWindows機ではキーボード配列が違うばっかりに日本語入力と英数半角入力の切り替えという頻繁に発生する作業が面倒なことになっているため大きなストレスを感じる。

そしてこれにはもう一つ問題がある。今、日本語が入力できる状態なのか、英数半角の入力になってしまうのか、画面の右下の小さい字をみて確認しなければならないか、とりあえず入力してから「あ、違った」となるか、目で確認しないと、日本語入力状態か半角英数入力状態か判断できない点である。

しかしWindows10では、これを解決する手段がある。本記事では日本語入力と英数入力の切り替えストレスをなくす方法について詳しく解説する。

変換キーと無変換キーに割り当てる

皆さんはスペースキーの左右に存在する「変換キー」「無変換キー」を使っているだろうか。

変換するときには通常スペースキーを使用するでしょうし、無変換の場合はそのままEnterキーを使用した方が便利なので、活用されている方はほとんどいないのではないだろうか。

ところが、さほど活用されていないであろうこれらのキーに「日本語」「英数」を割り当てることができるようになっていた。

ホームポジションに手を置いたときに、ほぼ親指の場所にあるため、日本語/半角英数の切り替えが、抜群に早くなる。

「変換」「無変換」はもともとほとんど使用することのないキーなので、これらのキーの割り当てを変更することによるデメリットはほぼないといっていいだろう。

これによってMacと同じ、「スペースキーの左右に日本語・英語」という状態を実現することができる。

実際の設定方法

まず、タスクバーにあるMicrosoft IME(またはATOK)の入力モード表示(「A」とか「あ」とかに表示が切り替わる部分)の上で、右クリックをすると上に向けて展開されるので、その中から「設定」を選ぶ。すると、設定ウィンドウが開くので、「キーとタッチのカスタマイズ」を選択。次に「各キーに好みの機能を割り当てる」をオンにする。

あとはその下にある「変換キー」と「無変換キー」を「IMEオン」と「IMEオフ」に設定すれば完了である。

割り当て変更を行うもう一つのメリット

これで日本語入力と英数半角入力を切り替えが楽になるだけではなく、もう一つのデメリットである「目で確認しないと、日本語入力状態か半角英数入力状態か判断できない」が解決する、ということである。

「半角/全角」という一つのキーでその切り替えを行うことになっているものを「変換」「無変換」の2つのキーに割り当てることで、この問題もクリアーされる。

具体的には、これから日本語を入力するときには最初に「変換キー」を押し、これから半角英数を入力するときには最初に「無変換キー」押す、ということをクセづける。たったこれだけのことで、目視の必要がなくなり、
「日本語を入力するつもりで打ち始めたら、ズルズルと半角英文字が入力されて、仕方なくBSでこれを消す」という作業から解放される。

こういったことの細かいことの積み重ねが時間の節約になる。ぜひ一度やってみてほしい。