より快適に!Windows11やるべき設定リスト~不要な設定削除編~
Windows 11が2021年10月にリリースされてから1年半弱が過ぎ、ビジネスPC環境をWindows 11へ移行した人も多いだろう。新OS登場直後は何かと不具合などが出がちなものだが、時間の経過とともにOSやソフト・ハードの対応も進み、状況はだいぶ落ち着いてきている。
Microsoftは、自社のサービス(OneDriveやMicrosoftアカウントなど)を使ってもらうために、設定を巧みに誘導してくる。もちろん便利な機能も多いが、よく理解しないまま全てに同意してしまうと、不要なデータ同期や、意図しない情報共有、そして変更が非常に困難な設定が確定してしまう可能性がある。
「すでに導入済み」という人や「そろそろWindows 10などから乗り換えよう」と検討している人も増えてきているだろう。本記事では、Windows 11の不要と思われる機能を削除し、もっと使いやすくするテクニックを紹介していく。
・BitLockerを解除せよ
BitLockerは、Windowsの主要なバージョンに標準で搭載されている。コンピューターに内蔵されたハードディスクやSSDといったストレージを暗号化し、その端末を盗難・紛失した際やパソコン廃棄時の情報漏えいリスクを軽減できるというメリットがある。
データの安全性を高めるというメリットを享受できるのがBitLockerの暗号化機能だが、その導入の結果としてパソコン自体が起動しない、ストレージが認識されないなど、コンピューターの管理に困る状況に陥るなどの問題が発生する可能性もあり得る。このような場合、BitLockerを利用しているとストレージ自体が暗号化されているため、ストレージを取り出して、ほかの端末から読み取るといった対応を選択できない。
BitLockerで暗号化したパソコンに問題が発生した際は、セーフモードで起動し、問題を解決していくことになるが、そのような場合でも、BitLockerを設定している限り、回復キーの入力が求められる。回復キーとはBitLocker設定時に発行される48桁の文字列で、BitLockerの管理には欠かせない。
以下の手順でBitLockerを解除できる。
- 「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「BitLockerドライブ暗号化」(Windows 10 Homeの場合は『デバイスの暗号化』)を選択する。
- 「BitLockerを無効にする」をクリックする。
- 確認画面でBitLockerの無効化を選択すると、解除処理が開始される。
BitLockerの設定を変更するには、パソコンの管理者権限が必要になる。企業・組織においてパソコンを一括で管理している場合、BitLockerを無効化する前に社内のIT担当者へ確認する必要があるだろう。その企業・組織のポリシーを遵守しなければならないためだ。
また、コントロールパネルから同様の手順でBitLockerを再度、有効化することも可能だ。その際は回復キーが改めて発行される点に注意しておきたい。回復キーを適切に管理するためにも、自身の利用環境に応じたバックアップの手段を選択しておく必要がある。
BitLockerのようなストレージの暗号化を行うソリューションを検討する際は、オープンソースの暗号化ソフトウェアとして無料で提供されているVeraCrypt、Cryptomatorなどほかの選択肢を考慮してもよいだろう。Windowsに限らず、Mac OSやLinuxでもストレージが暗号化できるというメリットがあるためだ。
また、有償のソリューションも数多くのベンダーから提供されている。一般的に、有償のツールの場合、端末管理の手間やセキュリティポリシーの遵守といった管理者向け機能が優れている。
・ウィジェットを削除する
ウィジェットは、天気予報やニュース、カレンダーなどの情報を一覧で表示する機能である。
この機能はカスタマイズが可能で、表示する内容やサイズ、位置などを自分の好みに合わせることができるが、PCによってはウィジェットが結構な負荷になっているという難点もある。
・コマンドプロンプトを使ってウィジェットを削除する
タスクバーにある検索ボタンやスタートメニューをクリック→検索ボックスに「cmd」とか「コマンドプロンプト」などと入力→候補に表示された「コマンドプロンプト」の「管理者として実行」をクリック。真っ黒い画面(ウィンドウ)が表示されるので以下のコマンドを入力してEnterを押す。
ウィジェットのアンインストール(削除)が開始される。具体的にはウィジェットを管理している「 Windows Web Experience Pack」と呼ばれるアプリが削除される。
必ず「見つかりました Windows Web Experience Pack ~」のメッセージが表示され「パッケージのアンインストールを開始しています」と表示されている必要がある。削除は数秒程度かかる。
もし「見つかりませんでした」等何もメッセージが表示されずに次の行が表示された場合は、うまく削除作業ができていないのでもう一度ウィジェットをちゃんとタスクバーから非表示にしているか、コマンドプロンプトの管理者かどうか、コマンドが正しくコピペできているかなどを確認しよう。それでもダメだった場合は、削除コマンドがWindows11の仕様変更で使えなくなっている可能性がある。
プログレスバーが100%になり「正常にアンインストールされました」と表示されたら削除完了である。
正常に削除できたか確かめるためにWindows+Wを押す。コマンドプロンプトで削除コマンドを実行した後はウィジェットは表示されないはずなので完全無効化作業終了である。
設定のタスクバー項目を確認してもウィジェットが消えている。削除する前から設定アプリを開いていた場合は一度終了して再度起動する。
・通知をブロックする
Windows11を使用していると、アップデートの確認やメールの受信などさまざまな通知が画面の右下に表示されるが、不要な通知が多いと作業の邪魔になることがある。通知を消す方法や通知を最適化する方法を知っておくと便利なので通知を消す方法を紹介する。
・通知を無効(オフ)にする方法
「スタートメニュー」>「設定」>「システム」>「通知」をクリック。
・アプリごとに通知をオフにする方法
すべての通知を無効にする方法と同様、「スタートメニュー」>「設定」>「システム」>「通知」をクリック。下に少しスクロールし、「アプリやその他の送信者からの通知」でアプリごとにオフにする。
・時間帯や作業内容によって通知を制御する方法
「スタートメニュー」>「設定」>「システム」>「通知」をクリックし、「応答不可を自動的にオンにする」をクリックして展開する。
時間帯別に制御したい場合、通知をオフにする時間帯を設定する。
例えば12時から15時までは作業に集中したいときは、12時にオンにして15時にオフになるようにしておく。
作業内容ごとに通知の制御も可能だ。ディスプレイを複製するとき、ゲームをプレイしているとき、全画面モードでアプリを使用するときWindowsの機能更新プログラムが適用されてから最初の1時間、以下の4項目で通知の制御が可能である。












