需要高まる!マルチモニターの設定方法と使い方
最近は液晶モニタが低価格化したこともあり、1台のパソコンにモニターを2台以上接続するマルチモニター(マルチディスプレイ)の需要が高まっている。マルチモニター対応パソコンを利用することにより、表示領域がモニターの数だけ倍増し、複数ソフトの同時使用や編集ソフトなどでウインドウを多数開く際に、1画面だと重なったウインドウを切り替えながら作業をするなど、余計な手間がかかることも多いが、マルチモニターならその心配は不要である。一度に多くの情報表示が必要な場面や作業においても、複数の液晶モニタに表示を行うことでウィンドウを閉じずに作業をすることが可能となり、作業効率を向上させることができる。
また、横に並べるだけでなく、縦に並べたり、画面の回転にも対応しているので、ユーザーの作業環境に応じた自由なレイアウトにできるのも魅力である。
※ノートパソコンにモニターを1台追加する場合もマルチモニターとなる。
※マルチモニターのほか、マルチディスプレイ、2画面の場合はデュアルディスプレイとも呼ぶ。
本記事では、マルチモニターの機能や設定方法について紹介する。マルチモニター導入をご検討の方はぜひご覧いただきたい。
マルチモニターの設定と機能について
Windows11や10のマルチモニター設定は、OS標準機能の「ディスプレイ」で行える「複製」「拡張」や、グラフィックスカードのユーティリティで行う「グループ化」がある。ここでは、複製、拡張、グループ化の順に紹介する。
「ディスプレイ」設定の使い方は、デスクトップ上でマウスを右クリックし、コンテキストメニューの「ディスプレイ設定」を選ぶと、設定画面が表示される。
複製や拡張は、下部にある「マルチディスプレイ」の項目で選択する。
なお、「1や2のみに表示する」は、その名の通り1画面だけに表示する設定のため、本記事での説明は割愛する。
同じ画面を複数モニターに表示する「複製」
複製は、全ての画面を同じ表示にする。自分が操作している画面を相手にそのまま見せることができるため、主にプレゼンなどで活躍する。
モニターごとに別々の画面を表示する「拡張」
拡張は、モニターごとに別々の画面を表示する。領域が広くなるため、ビデオ通話とOfficeアプリを別の画面で同時に起動するといった使い方ができる。また、メインウインドウやタイムライン、再生ウインドウなど複数のウインドウを開く動画編集ソフトなどは、1画面だと狭く感じる人も多いと思うが、画面が広いとすべて重ならずに配置することもでき、作業効率も高まる。
なお、ウインドウやフォルダアイコンは画面を自由に移動可能させ、好きな位置に配置できる。
画面を縦にしたい場合
ディスプレイ設定では、画面を縦に回転できる。縦に長いエクセルファイルなどを頻繁に使うため片方の画面を縦にしたい、といった人はぜひ試してほしい。変更は「マルチディスプレイ」のすぐ上にある「画面の向き」で行う。
※縦画面にするモニターが回転(ピボット)に対応している必要がある。
※回転は複製やグループ化でも可能。
画面の番号が実際のモニターと合わない場合
マルチモニター時には、各画面に番号が振られるが、設定画面で左から1・2と表示されても、識別したら実際に設置しているモニターは左から2・1だった、ということがある。このまま使用すると、マウスカーソルを左画面の左に動かしたら右画面の右から出現するなどかえって使いにくくなるので、設定画面の番号を実際の配置に合わせよう。
手順は以下の通り。
1:番号を確認するため「識別」をクリック。識別すると、画面上に大きな文字で番号が表示される。
2:設定と実際の配置が違う場合、片方の画面をドラッグ&ドロップで移動する。
※画面2を左に移動しても問題ない。
3:「適用」をクリック
配置が入れ替わったら「適用」をクリックで確定。
複数モニターの解像度を1つにする「グループ化」
グループ化は、複数画面の解像度をまとめる機能である。OS標準ではなく、AMD Eyefinity 、NVIDIA surround/Mosaicなど、各社のグラフィックスカード用ユーティリティで行う。
グループは拡張と同様に、カーソルやウインドウは画面を移動できる。最大の違いは、例としてフルHD(1920×1080)のモニターを2台使用した場合、拡張はフルHDが2画面となるが、グループ化は、横につなげると3840×1080、縦につなげると1920×2160の様に、1つの画面になることである。
事務作業や普段使いでは実感しにくいかもしれないが、デジタルサイネージをはじめ、特にゲームでの効果が期待できる。横長にしてFPSやレースゲームの視界を広げるなど、設定次第でより臨場感あふれるプレイを体感できるだろう。
※ゲーム側の解像度設定が対応している必要あり。
以上がマルチモニターの基本的な設定方法や各機能についての紹介である。マルチモニターを活用する事で、作業やプレゼンが効率よく行えるほか、ゲームをより楽しむことが可能なので、興味を持たれた方はぜひ検討してほしい。
複数モニターを設置するスペースが確保しにくい場合は、モニターアームを導入するのもおすすめだ。
モニターアームには、1画面対応ですが画面を軽い力で上下左右や前後に移動、そして回転できるタイプや、移動の自由度は減りますが2~4画面以上対応まで、さまざまな製品があるのでチェックしてほしい。











