JavaScriptとは?その特徴を初心者向けに分かりやすく解説!
この記事をご覧になっているあなたは、
JavaScriptって、どんな言語?
学んで何ができる?
JavaScriptは学ぶべき?
どんな人におすすめ?
と思っていないだろうか?
プログラミングを入門して学習を進めていくと、「JavaScript(ジャバスクリプト)」は必ずと言っていいほど耳にするので、気になるだろう。
しかし、詳しい内容が書いてある書籍やwebページなどを見ても「結局何を言っているのか分からない」という声をよく聞くのが現状だ。入門したばかりの初心者からすれば専門用語を並べて説明されても理解するのに苦労するのは当然のことだろう。
そこでこの記事ではJavaScriptについて専門用語をかみ砕いて、誰でもわかるように徹底解説していく。最後まで読み深めれば、「JavaScript」について体系的に理解できるだろう。
この記事を読んで得られることとは?
- JavaScriptの特徴や使い方がわかる
- JavaScriptでできる仕事がわかる
- JavaScriptの入門に必要な基礎知識を知ることができる
- JavaScriptの効率のいい学習方法を知ることができる
記事の目次
- JavaScriptとは?概要・特徴を解説
- JavaScriptでできること(作れるもの)とは?
- JavaScriptでできないこと(作れないもの)とは?
- JavaScriptを使うメリット
- JavaScriptを使うデメリット
- JavaScriptの今後の需要
JavaScriptとは?概念・特徴を解説
JavaScriptの概要
JavaScriptは1995年に開発され、当初はwebサイトに動きを付けるために開発された言語だ。
近年はwebサイトやアプリ開発をする上で無くてはならない存在になっており、昨今のwebサイトのほとんどにJavaScriptが使われている。
webサイト・アプリ・サービス開発に使われることがメインであるものの、他にもデスクトップアプリやスマホアプリ、ゲーム、loTや人工知能開発など、さまざまな業界で利用が可能になっており、今後かなりの用途の広がる言語として注目されている。
JavaScriptとjavaの違いとは?
JavaScriptとは、アプリ開発で使用される人気の「プログラミング言語」のうちのひとつだ。
ちなみに、語呂が似ている「Java(ジャバ)」は全く別の言語だ。もともとJavaScriptは「LiveScript」という名前で開発されたのだが、当時からJavaは絶大な人気を誇っていたため、その勢いに乗るためにLiveScriptからJavaScriptに変更したと言われている。
なお、JavaScriptを略す場合は、Java(ジャバ)ではなくJS(ジェーエス)というようにしよう。
JavaScriptでできること(作れるもの)とは?
では実際に、JavaScriptを使ってどのようなものが作られているのかを見ていこう。
JavaScriptで作れるものは?
近年、JavaScriptはその活躍範囲をどんどん広げており、私達の身近なモノにまで利用されるようになっている。
例えば・・・・
- Webページの動作
- Webアプリの開発
- スマホアプリの開発
- ゲームの開発
JavaScriptの最も一般的な使われ方がWebページに動きを付けることだ。
何枚かの写真をスライドさせて表示したり、ランキングやバナー広告などを表示するサイドバーを出し入れしたり、ユーザーが操作して表示を替えられるWebWebページはJavaScriptなどで作成されている。
また、Webページ上に地図を表示させるアプリやSNS、チャットのようなアプリの開発も行っていくことができる。
Web系のサービス以外にも、スマホアプリにも着手できることは魅力的だ。併せてスマホやブラウザのゲームなどについても、手軽に製作することが可能になっている。
これを踏まえ、あたながJavaScriptで何を作りたいのかを明確にして。学習を効率よく進めよう
。初心者がまずJavaScriptでまず作るのにおすすめなもの
作りたいものを最初から見つけるのは難しいだろう。まずJavaScriptを学んでみたい人には、簡単なWebアプリケーション開発から取り組むのがおすすめだ。
例えば、カレンダーの作成やビンゴアプリの作成なども可能だ。
まず1つのアプリケーションを作ってみることで、次に作りたいものや、足りないスキルが見えてくるだろう。簡単なものでいいので、挑戦してみよう。
上記のような簡単なアプリケーションを作るにはHTMLとCSSという別の言語も学ぶ必要がある。当データベース内に、わかりやすく解説をした記事があるので、ぜひ参考にしてほしい。
JavaScriptでできないこと(作れないもの)とは?
JavaScriptで開発できる幅はとても広い。しかし、分野にはそれ特有の開発に最も適した言語が存在する。そういう意味でいうと、デスクトップアプリ、スマホアプリ、人工知能、ゲーム業界などは開発可能だが、他の言語の方が向いている。
例えばアプリならSwiftやJava、人工知能ならPython、ゲームならUnityやCなど、それぞれに適した言語があるので、あくまでもweb業界を軸として活躍する言語であることを覚えておいてほしい。
JavaScriptを使うメリット
それでは、JavaScriptを学ぶメリットについて紹介していこう。
ほぼすべてのブラウザ上で動く
JavaScriptは現在、パソコン・スマートフォン関係なく、ほぼすべてのブラウザで作動する。逆にすべてのブラウザで動く言語はJavaScriptしかなく、最大のメリットだ。
今後、様々なサービスがブラウザ上で動かせるようになっていくにしたがって、JavaScriptはより存在感のある言語になっていくだろう。
フロントエンド・サーバーサイド、両方の開発が可能
JavaScriptはもともとフロントエンド(ユーザーがブラウザで実際に見ている画面)の開発が主軸だった。しかし現在はNode.js(ノードジェイエス)というサーバー側も開発できるソフトがあるため、JavaScriptを覚えればフロントもサーバーも開発できるようになった。
また、「Google Apps Script」というGoogleのサービス上で動くマクロもJavaScriptを使っているので、言語を1つ覚えるだけでWebアプリケーションの開発の選択肢はかなり広がっている。
フレームワークが豊富
フレームワークとは、各言語に用意されているアプリケーションの雛形のようなものだ。フレームワークを使うことで、時間を短縮して作りたいものを完成させることができる。
JavaScriptのフレームワークとして、「Vue.js」「Angular」「React」といったフロントエンド開発用のフレームワークが複数存在する。JavaScriptを学ぶことで、これらのフレームワークも理解ができるので、開発スピードを一気に上げることができる。
JavaScriptは、初心者でも学びやすく始めやすい!
JavaScriptは、Internet ExprolerやGoogle Chromeといったブラウザと、テキストエディタ(メモ帳)さえあれば実際に動かすことができる。
ちなみに「Java」、「Ruby」、「C#」、「C言語」、「Python」のような他のプログラミング言語の場合だと、パソコン上で動作させるためのコンパイラや「Visual Studio」、「Eclipse」のような開発環境を事前に準備する必要があり、この準備段階で時間を取られたり、つまづいてしまうことが多々ある。
それに対してJavaScriptの場合は、ブラウザとテキストエディタだけでお手軽に始めることができる。そして、WEBサイトへ動作を付けることができるという特徴や手軽さから、WEBデザイナーの方でも記述する機会のある言語にもなっている。
もちろん、JavaScriptなどを専門に扱う「フロントエンジニア」と呼ばれる方もいるが、様々な人に広く使われている言語でもあるのだ。
JavaScriptを使うデメリット
ブラウザによって動作が変わるときがある
JavaScriptはブラウザ上で動く言語なので、Internet Explorer、Google Chrome、Safariなど、現在見ているブラウザによって動作が変わる可能性がある。JavaScriptのバージョンとブラウザの種類やバージョンによって、実装に微妙な違いがあるため、このような問題が起こってしまうのだ。
ブラウザの種類やバージョン、各々のブラウザ独自の実装の違いを考慮して、同じように動作するようなコードの書き方をする必要がある。
処理のスピードに時間がかかるときがある
JavaScriptは動作の実行をするときに、解析・解釈・変換が必要なので、処理のスピードとしては少し遅くなってしまう時がある。
JavaScriptの読み込むタイミングを変更したりなど、様々な対策で処理スピードを速くする対策は行われているが、これはサービスリリース後の話になるので、初心者である今はあまり気にする必要はないだろう。
JavaScriptの今後の需要
これまで解説したJavaScriptの人気や言語としての特徴を踏まえると、JavaScriptの需要は下記の理由から今後も高まっていくと予想ができる。
- フロントエンドの開発にあたって代替できる言語がない
- フレームワークの開発が進んでおり、すでに様々なサービスに実装されている
- Webだけでなく、アプリやゲーム、人工知能など開発可能な業界も増えている
Web業界でエンジニアになりたいと考えている方は、安心して学んで大丈夫だ。