【2024年最新】起業(スタートアップ)時のおすすめパソコン

2024年2月5日

今やビジネスで欠かせないツールであるパソコン、業務、経理、総務、労務など全ての面においてパソコンがなければ事業はなりたたなくなった。

だからこそ、起業(スタートアップ)時のパソコン選びは重要である。パソコン選びを間違えれば、事業遂行に支障が出たり、個人情報が流出して裁判沙汰になることもあるかもしれない。また、1年後、買い替えが必要になるなど無駄な出費となってしまうこともよくある話だ。

そこで、起業(スタートアップ)時に必要なパソコンを選ぶためのポイントを紹介する。

起業(スタートアップ)時に選ぶパソコンのポイント6選

起業するにあたって、どんなパソコンを選べばいいのかわからないという方も少なくないのではないだろうか。

起業したばかりの時期に、間違ったパソコンを購入してしまうと、事業の進行が阻害されたり、買いなおすという手間も発生してしまう。事業のスムースな進行に加え、費用や手間を無駄にしないためにも、起業時のパソコン選びで失敗しないポイントを紹介しよう。

1.OS(オペレーディングシステム)はWindows1択

パソコンの一般的なOSとしては、マイクロソフトのWindowsやアップルのOS X、そしてLinuxディストリビューションが挙げられる。ただし、ビジネス利用ではWindowsが圧倒的に多く他の選択肢はないと言える。デザインや印刷関連などでアップル(Mac)を利用する場合はあるが、最近ではほとんどの場合、Windowsで同じことをすることが可能だ。よって、OSはWindows1択と考えて問題ない。

2.標準以上のCPU(中央演算処理装置)を搭載していること

CPU(Central Processing Unit)はパソコンの処理スピード決定に最も大きな影響を及ぼす装置で、このスピードが速ければ速いほど、パソコンの処理スピードも速くなる。一方、速さが速くなるほど高価になるので、パソコン自体の価格も上がってしまう。標準以上とは、Intelならi5以上Ryzenなら7以上となる。

3.16GB以上のメモリを搭載していること

メモリとはデータを短期的に記憶する装置だ。これが大きいと多くの処理をストレスなく同時に行うことができる。たとえばブラウザを見ながらExcelを入力し、さらにメールを受信するなどだ。大きければ大きいほどその効果は高いが、値段との兼ね合いを考慮すると16GBあれば十分である。

4.500GB以上のSSDを搭載していること

SSD(Solid-State Drive)は、HDD(Hard Disk Drive)と同じように使えるデータを長期的に記憶する装置だ。HDDとの最も大きな違いは読み書きの速度が圧倒的に速いことである。一方、故障した場合のデータ復旧率が著しく低いという欠点もある。しかし、この欠点を大きく上回る速度を考えるとSSDを選択すべきで、欠点を補うためにはバックアップ用のHDDを別途用意すれば良い。容量についても動画を中心に扱う場合を除いて500GBあれば十分である。

5.officeソフトが導入されていること

WordやExcel、Outlook、PowerPointなど、基本的なOfficeソフトは必要不可欠だ。自社内では使わないという場合でも仕入先や得意先、同業者などとデータを共有する場合、大半の企業がこれを使っているからというのがその理由だ。代替えソフトもあるが、完全に同じではないので、複雑に作成されたものは共有できず、結局はこれらが必要になる。

6.無駄なソフト(アプリ)が導入されていないこと

当たり前だが必要のないソフトはいらない。しかし、各PCメーカーは自社の管理アプリや提携先のアプリを最初から搭載し独自色を出す傾向にある。そこにユーザーが使うか使わないかは関係ない。それらのソフト(アプリ)がCPUやメモリを消費して処理パフォーマンスを落とすことはよくある話だ。よってできる限り無駄なソフト(アプリ)が入っていないPCを選択すべきである。

選択すべき問題3選

ポイント6選でパソコンを選ぶのだが、選択すべき問題があるので紹介する。

1.ディスクトップかノートか?

基本はディスクトップを選ぶべきである。それはディスクトップは拡張性が高いことと、同じ性能ならノートより値段が安いというのが理由だ。拡張性が高いということは、中の部品を入れ替えることで長く使うことができ、値段が安いということは経費の節約につながる。しかし、外出先でどうしてもパソコンを使いたい場合があるのも現実だ。その場合はノートでもOKだ。ただし、画面が小さいと仕事の効率が低下するため、画面は15インチ以上を選択すべきである。また事務所内に別途23インチ以上のディスプレイを備えるとなお良い。

2.データバックアップの問題

パソコンは機械なので必ず故障すると考えるべきだ。よって何かしらの故障が発生した場合、蓄積された大切なデータが消えてしまう恐れがある。それを回避するためにはデータバックアップが必要不可欠である。そこでどこにバックアップするかが問題になる。ベストはネットワーク接続ハードディスクと言われるNAS(Network Attached Storage)を使う方法だ。また、別の内臓ハードディスク、外付けのハードディスク、Googleドライブなどでもよい。とにかくメインデータと切り離された場所に必要なバックアップしておけば最悪でも昨日のデータに戻すことができるからだ。

3.セキュリティソフトの問題

情報検索やソフト(アプリ)利用など昨今ではインターネットに接続せずにパソコンを使うことはほぼないと言える。ただ、接続するということは、外部の悪意ある侵入やパソコン内の情報を盗まれる可能性があることは否定できない。よって世には多くのセキュリティ対策ソフトが発売されているのが現状で、どれを使ったら良いのか悩むところである。しかし、WindowsにはWindowsセキュリティと呼ばれるセキュリティ機能が搭載されている(旧Windows Defender)。そしてこれは市販されているセキュリティ対策ソフトと比較しても遜色ないくらい高性能である。だからセキュリティ対策ソフトは必要ないと言えるのだが、お客様の個人情報を直接保管する業務をしている場合においては、入れておいても良いかもしれない。